朝晩の冷え込みが、
冬の訪れを感じさせる今日この頃です。

日中も冷たい風が吹き、
体調を崩されている方も
多く見受けられます。

くれぐれもお身体ご自愛ください。

さて、家族葬専門ホールまごころの
原がお送りしておりますコラムも、
20回を迎えました。

少々難しい内容になってしまったかと思いますので、
ご質問等あれば、お気軽にコメントをいただければと思います。

それでは、

「第20回 有形と無形」

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私達は、目で見た物は信じられ確信し、納得します。

たとえば、夜、星は輝いて見えますが、
昼間は見えません。

しかし、星は空にあります。
夜だけの現象です。

この現象と同じく「仏像」がございます。

これは仏教のおしえ(役割、役目の仏様)を
私達が分かるように、現象(有形)にしたものです。

仏像は見ようと思えば何時でも拝見できます。

では、目に見えず触れられない(無形)物はどうでしょう?

たとえば、心(意)は、見えませんから分かりません。

他人の本意も(本来の意図・気持)分かりません。

しかし、分かる方・見える方が居られます。

お釈迦様です。

一切衆生が本来もっている仏となるべき性

「一切悉有仏性(いっさいしつうぶっしょう)」

私達は全て仏性があると、

大般涅槃経如来性品(だいはつねはんきょうにょらいしょうぼん)第十二に

「この大涅槃(だいねはん)の経典は未だ自らが
持っているところの仏性をみることは容易(ようい)ではない。」

と、仏性をしることは蔵法身(ぞうほっしん)<内に蔵している仏となりうる清浄な性>

これは、私たちが心(意)にある清浄な心、
宝石ではダイヤモンドがあるのに気付かない、
早く気付き、その一面でも良いので磨き輝きを出すことに努力を

と示されました。その一面を磨く努力はどうしたらよいのでしょうか。

まずは自分の心を思惟(しゆい)します。

人の様々な行いを仏教では「業(ごう)」と言います。

業(ごう)は身(しん)(行動)、口(く)(言葉)、意(い)(思い・考え)の三つです。

これを身口意(しんくい)の三業(さんごう)と言います。

三つの行為が原因となり、
その結果が自分に報いとなって返ってきます。
良い結果を望むなら、
自らを改めなければなりません。

私達は現世で生きています。
来世では今より良い生活、人生をと思う方も居ると思いますが、
来世をより良くと思われたならば、今この現世で成すべき事が・・・

次回は成すべき事は何かをお伝え致します。
お楽しみに。