まだまだ日中は暑い日が続きますが、
いかがお過ごしでしょうか?

信州佐久も道端のコスモスが
華を咲かせ始めました。

ゆっくりとではありますが、
確実に秋の訪れを感じます。

さて、家族葬専門ホールまごころ
スタッフの原がお送りいたします。
コラムの19弾です。

「第19回 仏教行事」

b8d567ff77a6c3fbcdc0ab0f173df9aa_m

正月~年の瀬まで、
仏教では数々の法要が執行されています。

その一つに春分と秋分の日に
「彼岸(ひがん)会」の執行が
各地で行われます。

これは日本独自の仏事です。

いわゆる「お彼岸」です。

昭和二十三年に

「国民の祝日に関する法律」によって

春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」

秋分の日は「祖先をうやまい、亡くなった人をしのぶ日」

として祝日に制定されました。

春も秋も季節の境目にあたり、
“中日”つまり昼夜平分で時間が等しく、
太陽が真東からのぼり真西に沈む日です。
真西方向は極楽浄土(ごくらくじょうど)を望めると・・・

春分と秋分の日に
先祖の廻向(えこう)を祈る、
日本だけに見られるこの行事の歴史は古く、
聖徳太子の頃ともいわれます。

その起源は諸説ありますが、
つまり半年ごとに日常の行いを反省し
、迷いの世界である“此岸(しがん)”から
悟りの世界である“彼岸(ひがん)”を
目指すことが大切と記述されています。

彼岸会は先祖の廻向を祈るだけでなく、

自らの心を見つめて執(とらわ)れを捨て、

自然に感謝し、
生かされている自ら生物をいつくしみ、
先祖又亡くなられた方々に
廻向供養することが大事ではと思いますが、

この時期に体解(たいげ)(一足踏み出す)されてはと思います。