早いもので今年も残り2ヶ月を切ってしまいました。
朝晩の気温差が激しく、体調を崩されている方も多いかと思います。
くれぐれもお身体ご自愛ください。

家族葬専門ホールまごころ、スタッフの原がお送りいたします、
コラム「知っていますか?こんなこと?あんなこと?」の
第8回を掲載致します。

今回は前回からの続きとなりますので、
こちらからご覧ください。

第8回 「幸せの方程式」

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お寺にあるつくばいで見かけます。

つくばいとは、
水を使う為に、
うずくまり、しゃがむ手水鉢です。
もともと茶道の習わしで、客人が這いつくばるように身を低くして、
手を清めたのが始まりと言われています。

そこには、
吾唯足知という文字が
書いてあります。

これは、

「吾れ唯だ足るを知る」

という言葉から一字ずつとったものです。

「知足」とは

『私はもうこれで十分です。事足りました。』

と知ることをいいます。

今の社会はモノに溢れ、

どんどん新しいものが生まれ、

欲望を否応なく、掻き立てるようになります。

これに踊らされない心が
「知足」なのです。

「知足」の心があってこそ、
「少欲」を実践できるのです。

また、小さい欲という意味の
「小欲」でもありません。

小乗仏教では

「少欲」を「小欲」と解釈し、

欲を小さくしないと説きました。

しかし、欲が小さい人が幸せかというと、
決してそうではありません。

「小欲」でも満足できない人がいるからです。

大乗仏教では、
欲をほんの少し少なくすればよいと
説かれています。

「欲しい」という心の願いは
現実に叶えられる願いかどうかを振り返り、
足るを知ることが大切なことであると
お釈迦様は説かれております。

人は皆、幸せになること、また、
幸せになる方法として
お釈迦さの説かれた法(おしえ)であります。

      知足
幸せ =  ̄ ̄ ̄ ̄
      少欲

他の方への施しの数 = 自分の幸せ

この世の幸せがあの世でも幸せになれること。

他の方に優しく、和合し、施しをし、笑顔で感謝し、
欲をかかず、妬まず、恨まず。

現世は、物質的にはなんでも手に入る時期(とき)でありますが、
少し昔に思惟してみてはいかがでしょうか?