お盆が過ぎ、朝晩の長野は
だんだんと秋の気配が近づいてきております。
とはいえ、日中はまだまだ
暑い日が続くかと思いますので、
皆様くれぐれもお身体ご自愛ください。
お盆中は故郷へ帰省し、
ご先祖様の供養をされたことと思います。
家族葬専門ホールまごころ、原がお送りいたしております、
コラムも早いもので5回目となりました。
今回はこちら。
第5回 -「見(み)ざる・聞(き)かざる・言(い)わざる」-
日光東照宮の三猿像がすぐに連想されることわざです。
一般的に、
自分が不利(ふり)になることがらには、
知らない振(ふ)りが一番だ
という意味に取られておりますが、
本当の意味は
自分に都合の「悪い」ことではなく
“悪を見るな”
“悪を聞くな”
“悪を言うな”
という教えからきています。
日本では、「仏教」
「道教」「神道」が融合した
「庚申(こうしん)信仰」があります。
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庚申(かのえさる)の夜は、
寝ている人の体から
虫が出てきて、天に昇り、
その人の罪を密告するといいます。
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そこで庚申の夜には
災いを避けて、身を慎む風習が生まれ、
これが猿と結びついて、
三猿像がシンボルとなりました。
私たち人間は、
損得で行動をしていますが、
その前に心の働きが有ります。
その心を善の方へ向け、
常日頃生活なされては
如何でしょうか?