家族葬と寝台搬送のまごころ 葬祭担当の原でございます。
本日より、
「知っていますか?こんなこと?あんなこと?」
と銘を打ち、コラムの連載を始めさせていただきます。
なお、個人の見解も含んでおります。
あらかじめご了承ください。
[第1回 有り難う]
あいさつ語”ありがとう“は感謝を表す言葉。
漢字で表すと、「有り難う」で「有りがたし」からきています。
「ありそうもない。貴重な価値のあることだ。」という感嘆の声なのです。
仏教の教えでは、まず人間の体・姿でこの世にいることが「有り難い」ことなのです。
広大な宇宙の中で人間として生まれ、お釈迦さまの教えを聞けること、
また、自体が何千何万分の1の確率だというので、
「有り難い」日本人の感謝の気持ちにはこのような考え方があるのではないでしょうか?
仏教の「有り難し」という考え方には因縁のめぐりあいの思想が含まれております。
人が何かに感謝する気持ちを表すとき、たまたま自分にめぐってきた時に喜ぶ。
また、他の方と、互いに喜び喜ぶ時に支え、支えられる中での感謝が
真心より“ありがとう”と言葉になります。
真心が有るから、その方に、また、他の物にも無形なものにも伝わるのではないでしょうか?
いつも感謝、感嘆、感動を忘れないようにと切に思います。
まず、親に感謝、自分を生み育み、育てていただいたことで、
今の自分が生きている、生かされていることに“ありがとう”ではないでしょうか?
母の日は過ぎましたが、まもなく父の日です。
日頃の感謝を伝える良い機会となるでしょう。