信州にもようやく、
桜前線がやってまいりました。
今週末には見頃を迎えるところもあるでしょう。
家族葬専門ホールまごころの原がお送りしております。
コラムの25弾です。
今回のテーマは、
「第25回 花・華」
季節の進行に「花」の名が南から北へ移行をしていく様を気象庁では、
桜の開花の日を桜前線として発表しています。
これほど日本列島を賑やかす花は他には無いと思います。
さすが日本の国花です。
葉は桜餅、重弁の花は桜湯として飲み、
咲き誇る桜の花の下で花見の宴会が各地で開催されます。
“きれいな桜よ、良い香り、さくらはみんなを楽しませ さくらはみんなを喜ばす”
と慈凰大僧正(じおうだいそうじょう)の童子が残された詩であります。
見て、食して、楽しませ、後に微(かす)かな風に散ってゆきます。
鮮やかに咲き、また来年も咲くぞとパッと散ってゆきます。
発芽し開花し散りゆくまでには、寒い風雨に耐え忍ぶ様は、
人の一生の様に思われますが、
「華(か)」とは
【カ、はな「花」の本字。「華道・蓮華(れんげ)・華鬘(けまん)」】
と辞典に記されています。
華鬘は花が人々を和(なご)ませるように、
いかなる仕打ちにも忍辱を貫き、
真の和合が生まれることを願う華であります。
仏前を荘厳する基本的な仏具としては、
香炉(こうろ)、燭台(しょくだい)、
花瓶の三具足(さんぐそく)の一つでもあります蓮華は
ハスの花です。
仏教では蓮華(れんげ)と言い、
極楽浄土を象徴する花です。
蓮華の台(うてな)(極楽往生した人がすわる蓮の花の座)
仏像の台座が蓮華座であります。
成仏(じょうぶつ)した人が仏(ほとけ)に成(な)ることで、
釈迦如来を始め、如来、菩薩様の仏界、霊界に帰って行くのです。
弊社のシンボルマークはお釈迦様より
命の授かりがあり生かされている現世で
真心(清浄な心)を持ち
「必ず浄土へ行けると信じてください」
との思いを込めてデザインを致しました。
私たちのまごころを
多くの方に感じていただけるように
これからも接して参りたいと思っております。
故人との最期の一時を、
ゆっくり和やかに過ごしていただけますように。。。