本日は風が冷たく、冷え込んだ朝になりました。
それでも例年よりは暖冬なのですが、
マイナス5度付近になるとさすがに堪えますね。
温暖差も激しくなっています。
コロナウイルスだけではなく、インフルエンザも
まだまだ脅威が続いていますので、
体調管理には気をつけたいところですね。

さて、家族葬専門ホールまごころの原がお送りしております、
コラムの第33回です。

今週の始めは節分でした。
どうして豆をまくようになったのか、
この機会にお話ししておきたいと思います。

「第33回 節分(せつぶん) 」

立春の前日「季節の移り変わるとき」という意味
もともとは、立春・立夏・立秋・立冬のすべてを指しました。

ですから、本来節分は年に4回ありましたが、
いつしか立春の前日だけを節分と呼ぶようになりました。

全国各地で厄(やく)払いの行事が行われます。

家庭では、戸口に鬼の嫌う鰯(いわし)の頭や
にんにくなどの臭気のあるものを添えた
柊(ひいらぎ)の小枝を挿したり、
「福は内、鬼は外」と唱えながら
悪鬼悪霊(あっきあくりょう)と追い払います。

各寺社でも、災難厄疫を追い払う
「追儺(ついな)」の行事が行われます。

豆まきの豆に大豆が使われるのは、
栄養豊富な大豆には霊力が宿り
邪気を遠ざける力をもつと、
炒(い)った豆は、

まいた豆から悪い芽が出ないようにと、
又「魔目(まめ)を射る」に通ずるといわれています。

関東地方では成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)の
節分会(せつぶんえ)が名高いです。

ここでは「鬼は外」といわず、
「福は内」だけを連呼するしきたりがあり、
鬼を嫌って外へ追い立てたところで、
外で悪事を働くかもしれない。

本尊の不動明王(ふどうみょうおう)は追い払わず、
福に変えてしまう慈悲をもっているからだといわれています。
我々も節分の時だけではなく、
いつも悪い芽がでないように心掛けたいと思いますが、
如何でしょうか。