今年も雨季に入り、
気候も梅雨っぽくなってまいりました。

ジメジメとした日が続き、
熱中症のリスクが高まっております。
くれぐれもお身体ご自愛ください。

さて、家族葬専門ホールまごころ
スタッフの原がお送りいたします。
コラムの第16弾をお送りいたします。

「第16回 成田詣(なりたもうで) 」

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江戸時代、下総(しもうさ)の成田山新勝寺に出かける
「成田詣で」が盛んになりました。

江戸から70余キロと近く、
江戸市民には歌舞伎で知られた成田不動尊(ふどうそん)の
御利益(ごりやく)にあずかろうと人気がありました。

新勝寺の不動明王像は、寺伝によると
弘法大師(こうぼうだいし)が彫ったものとされ、
朝敵降伏(ちょうてきごうぶく)の
祈祷を行って乱が平定されたとして、
霊験(れいげん)あらたかな像を安置するため
新勝寺が建立されたと伝えられております。

御利益には、病気平癒、安産、海上交通の安全など。

江戸の歌舞伎役者で初代市川團十郎は子宝に恵まれなかったため、
成田山不動尊に熱心に祈願し二代目團十郎を授かり、
その感謝の念をこめ歌舞伎で不動尊の御利益を広め、
屋号も成田山の成田をつけて「成田屋」を名乗ったとされています。

我々は自力では望みを叶わぬと思ったときに他力に頼ります。
その頼りどころは、他の方、寺院、仏様他色々であります。

寺院詣でもその一つの選択ではないかと思います。

「困ったときの神頼み」が、
ご利益があると聞けば寺詣で、参り、で望みを
叶えて頂きたいと願われていると思いますが、
行き先の寺院・本尊・歴史を知って参拝するのも良いかと思いますが、如何でしょうか。

次回も成田山関連の記事で誰しも願われている事の内容でお伝え致します。

お楽しみに。