今年も早、ひと月が過ぎました。
冷え込みが厳しい今日この頃ですが、
いかがお過ごしでしょうか?

家族葬専門ホール まごころの原がお送りいたします。
コラムの第11弾です。

「第11回 北枕」

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御遺体を北枕(きたまくら)にするのは・・・

死装束を着せても、納棺はまだです。

棺に納まるまで、親類や故人の親友などに名残りを惜しんでもらうのです。

死の確認という意味もあります。

御遺体はなるべく暖めないように、敷布団は一枚、掛け布団も薄いものを、

掛け布団はふだん足元にくるほうを頭側にかけます。

寝かせる方向は頭が北向きになるように北枕(きたまくら)です。

これはお釈迦(しゃか)さまが亡くなったときの姿勢が由来です。

いろいろな経典に釈尊(しゃくそん)が入滅(にゅうめつ)するときの様子が書かれています。

たとえば「涅槃経」(ねはんきょう)には、つぎのように描かれています。

「そのときお釈迦さまは、右脇を下にして横たわり、頭を北のほうに、足は南を指すようにしておられた。
顔は西に向き、背は東を後ろにしていた。」

これを“頭北面西右脇臥”(ずぼくめんさいきょうが)といいます。

北枕はこの姿をかたどったものです。

今現在は住宅事情が北枕を許さないことも多いのでそんなときには、

極楽浄土(じょうど)がある西を頭にされてもよいでしょう。

北枕は全国津々浦々のしきたりというわけではなさそうです。

これは葬儀が地域性を色濃く反映する儀式であり、しきたりがあるといえるでしょう。

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子どもの頃から北枕はいけないと

教えられた世代も年齢層が高くなっているのでしょうか?

お葬式の際に当然のように行っていることも

今の子どもたちは知らないかもしれませんね。

機会があれば、お話してみてはいかがでしょうか?